会食恐怖症をカミングアウトしたときの周囲の反応【社会不安障害・SAD・あがり症】

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病気

こんにちは、元幼稚園教諭の働きたくない母です。
皆様お疲れ様です!

私は小学校6年生ごろから、会食恐怖症の症状に悩まされてきました。約15年間病気と付き合い続け、今は完治しています。今日は病気をカミングアウトしたときの周囲の反応を記事にします。

・会食恐怖症をカミングアウトしたいけれど反応が怖い

・カミングアウトする勇気が欲しい

・カミングアウトして傷つかない?

そんなあなたのお力になれれば幸いです。

会食恐怖症のカミングアウトの仕方

恐らくですが、この病気は「よくわからない」人がほとんどかと思います。そこで前置きとしてこんな風に伝えていました。

「病気のことや辛いことに共感できなくていいけど、そういう病気があることを知って理解しようとしてほしい」

こうお願いしていました。「そういう病気もあるんだ」と思ってもらえればいいと思っていました。

・人前で極度に緊張してしまう病気で、外で食事をとれない

・自分ではどうにもコントロールができない

・食事を食べていなくても、何も触れないで欲しい

・反対に、食べていても「すごいね!」などの反応はしないで欲しい

・食事以外は普通なので、特別扱いはしないでほしい

この4つのことを話していました。

カミングアウト時の反応ランキング

1位「何でも相談に乗るよ」

ストレスをため込んでいるように見えるようで「何でも相談して!!いつでも聞くよ」と声をかけてもらうことが多かったです。

2位「大変だったね」

過去の努力を認めて貰えると、「生きててよかった」と思い泣いてしまうこともありました。

3位「何かできることはある?」

こういう言葉をかけてもらえると嬉しいですよね。苦手とする食事場面を少しずつ慣らしていく練習(レストランに入ってみる、そこで水を飲んでみるなど)のお供をお願いしたこともあります。快く引き受けてくれました。

4位「じゃあ、あのときは?辛かったの?」

みんなで食事へ行ったり、お弁当を一緒に食べたり…なんてイベントのときは大丈夫だったのか、無理していたのか、と心配してもらえました。実は苦しかったんだ…と話を聞いてもらいました。

5位「じゃあ、ごはんなしで遊びに行こう!」

私は、気を遣わずにいてほしいと思っていましたが、「あなたに会えれば、食事じゃなくてもなんでも楽しめるよ」と言ってもらえることが多く、嬉しかったです。食事がないと思うと遊んでいるときも安心感があります。

他にも…

「お腹すかないの?」「病院は行った?」「どんなときが辛いの?」と病気に興味を持ってもらえることもありました。私は、自分から話すのが苦手だったので根掘り葉掘り聞いてもらえると助かりました。

・自分が思っているより、相手は広い心で受け止めてくれます

カミングアウトするメリット

1、恐怖症状がでたときに「ごめん、辛い。怖い。」と言える

これが一番のメリットです。無理をしなくてよくなるので、とても楽になります。

2、「相手はわかってくれている」という安心感があり、恐怖症状が出づらくなる

隠しているときは「バレてはいけない」と言う気持ちがあり「ここで吐いたらバレてしまう」「ここで食べなかったら変に思われる」と自分で自分を追い込んでいました。そうすると予期不安(食事場面ではないのに、「もし…」を考えすぎて何もないところで恐怖症状がでる)が酷く出てしまっていました。

3、病気の治療に協力してもらえる

外食を避けてばかりになると、どんどん外食が怖くなってきてしまいます。荒療治ですが、わざと恐怖を感じる場所へ行く練習をしていました。「何も食べなくてもいいから、店の中に入る」この練習をするには一人では到底無理です。協力者がいると、なんとか店の中へ入れました。練習を重ねることで自信になり、段々と外食への恐怖感が小さくなっていきます。

カミングアウトして傷ついたこと

・くだらない悩みと言われた

・じゃあ一生食うなと言われた

これはどちらも親です。「くだらない悩み」の方は母からの言葉で「そんなことで悩んでたら人生もったいないよ!」の励ましの言葉だったのですが、こんなに辛いのにくだらないと言われた…と「一番わかってもらいたい人にわかってもらえない苦しさ」から自殺も考えました。

「一生食うな」の言葉は父です。これをみればお分かりかと思いますが、私の会食恐怖症の原因は「父親への恐怖」も原因の一つです。何をしても怒鳴られます。食事中も酷いものでした。この言葉を言われた後、家を飛び出し数時間ほど川の前で飛び込もうかどうか考えていました。

親には言わなければよかったと思いますが、隠し通せなかったので言うしかありませんでした。

まとめ

いかがでしたでしょうか。私がカミングアウトして嫌な思いをしたのは、両親だけでした。私を思っての言葉だったのかもしれません。一番わかって欲しい身近な人がわかってくれないと、辛いです。しかし、幸いにも友人はみんな理解しようと努力してくれました。本当に感謝しています。

カミングアウトに躊躇している方の後押しになればと思います。

そして、完治した今だから言えることですが、人って案外他人に興味がありません。あなたが食事を食べていなくても特に何とも思ってないんです。だから、カミングアウトしても「あーそうなんだ!」ぐらいの気持ちで受け止めてもらえます。もし受け止めてくれなければ、その人とは思い切って縁を切ってしまうのも一つです。(私の場合親なので切っても切れませんが。)

あまり思いつめず、気を楽に持ってほしいと思います。そして、生きていればなんとかなります。辛くて、どうしようもないかもしれませんが、生きているだけで道が開けます。生きることだけは諦めないでください。今日生きていた自分を褒めてあげてください。

誰が何と言おうと、あなたは頑張っているし、偉いんですよ。生き続けてください。

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